二胡演奏家の張照翔さんのコンサートに行ってきました。
民族弦楽器コンサート「源流」とタイトルがつけられていました。
岐阜県のサラマンカホールで行われたのですが、私たち夫婦が会場に着いた頃には、観客席にはすでに大勢の人がいました。
ずらりと見渡すと、年齢層が高く、私たちの親世代らしき人も多くみられました。
心の底に染み入るような二胡の独特の音色が年配者の心をつかまえているのだとコンサート終了後に分かりました。
張さんは、中国で生まれ、あの朝青龍で一躍有名なモンゴルで育ち、大学卒業後、モンゴル国立芸術大学で教鞭をとるかたわら、少数民族の弦楽器、民間音楽の収集と研究をされていたそうです。
現在は名古屋市に在住し、日本各地でコンサート活動されているそうです。
モンゴルの草原や鳥の声をテーマにした曲やクラッシックの名曲ツィゴイネルワイゼンなど素晴らしい演奏を数多く披露してくれました。
驚いたのは、北海道民謡「江差追分」を鼓を演奏する日本のかたとともに奏でられたことです。
鼓のぱんぱんと響き渡る音と二胡の哀愁を帯びた音色がよく合って聴き応えがありました。
山田昌さん、天野鎮雄さんの朗読も「さすがプロ」と頷く迫力のある朗読もあり、あっという間の2時間でした。
このコンサートに参加のきっかけを作ってくれたのは長女なのですが、娘たちによって新しい世界が広がることがよくあります。
ありがとう!
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