日経新聞の夕刊の下の方に日本直販の宣伝が掲載されていました。
商品は吊り下げ不要の蚊帳です。
これでフトンが二枚敷けるのだそうです。
出入りはファスナーで開け閉めします。昔、実家で使っていたものは部屋の四隅に蚊帳を吊り下げるものでした。
近江蚊帳のサイトを見てみると「これだ!」と確信しました。
麻の蚊帳で縁にこんな赤い布がついていました。
子どもの頃は、この緑と赤の配色がいかにも古めかしく感じていました。その後、生成り色の蚊帳に変わりました。
どうして蚊帳のことを思い出したのかといえば、実家の母が物置の不要品を整理していたら、新品同様の蚊帳が出てきたと話していたからです。
その蚊帳はお盆の帰省の折に、わが家と妹一家のために購入した蚊帳でした。
わが家の娘たちも蚊帳で寝るのを随分喜んでいました。
何年間かは蚊帳を吊りましたが、そのうち部屋を閉めてエアコンで寝るようになりました。
田舎の暮らしもまた都市化して、蚊帳に蚊取り線香、うちわ、蚊帳に放たれたホタルといった子どもの頃の情景がすっかり姿を消してしまいました。
新品に近い蚊帳ですが、今では不要になったので、母は畑で使うと言っていました。
畑で何かの代用にするのかしら。
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