今日は「父の日」です。
父が亡くなってもう十数年の月日が流れました。
普段は滅多に父のことを思い浮かべることがないので、今日はありしの日の父を思い出すことにします。
父の姿と言えば働いている姿しか思い浮かべることができません。
農繁期、農閑期にかかわらずいつも忙しく体を動かしていました。
私たちが勉強せずに遊んでいるところを見つけると、「勉強しないのなら屋敷の草むしりをしなさい」が口癖でした。
思い出されるのは小言ばかりです。
父はいつからか腰痛に悩まされていました。
病院に入院したこともありましたし、冬場の温泉地に療養しに行っていたこともありました。
父が留守の間、子どもたちはのびのびとした日々を過ごしました。
居間に父がいるだけで窮屈で、食事がすむとさっさとそれぞれの部屋にいきました。
父と楽しくおしゃべりをした記憶はなく、ほとんど母を通じて父の考えを知りました。
そんな子ども時代でしたが、大人になるにつれて、厳しさの中にある優しさを感じ取ることができるようになりました。
今、父のことを思い出してみると、いいことばかり思い出されます。
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