今日は秋分の日でした。
夫の両親とともにお墓参りに行ってきました。ろうそくや線香に火をともし、いよいよ手を合わせる段になると、義父は小さくお経を唱え始めます。
今日もその手順で事が運んでいきました。お経の終盤になったところで、少し離れたところでお参りの準備をしていた年輩の男性が、びっくりするような大きな声でお経を読み始めました。
直立不動の姿勢で、お経の本を手に持ち、朗読するかのように大きな声ではっきりと読み上げられていました。
驚きました。
驚いたと言えば、日経新聞の「ぼた餅とおはぎ」という記事です。
ぼた餅とおはぎも基本的には同じものですが、季節によって呼び方が変わるという記事です。
恥ずかしい話ですが、全くこのことを知りませんでした。
漢字で書くと、成る程と頷けます。
御萩と牡丹餅です。秋の花の萩、春の花の牡丹にちなんで、秋の彼岸に供えるのがおはぎ、春の彼岸に供えるのがぼた餅だということです。
なかなか風流な名前がつけられていたのですね。「おはぎ」のひと言で言い表していては、季節感の乏しい人間になりそうです。
さらに興味深いことも書かれていました。
おはぎは萩の花のように小ぶりに、ぼた餅は牡丹の花のように大輪に作って区別されるそうです。
実家の母がよく作ってくれたのは、年中ぼた餅でした。大きくてやや楕円形のもので、1個でお腹がいっぱいになったことを覚えています。
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