2007年1月18日木曜日

食あれば楽あり

日経新聞の夕刊にこんなコーナーがあります。

東京農業大学教授の小泉武夫さんの執筆によるコーナーです。

小泉さんの大好きな食材の美味しい食べ方を紹介してあります。タイトルはその時々の旬の食材が多く、今夜は「貝づくし」でした。

一部を紹介します。

「ほとんどの貝類は冬期が旬である。以前から我が輩は、一度でいいから旬の貝を目の前に並べ、好きな食べ方で楽しみたいと思っていた。それを先日ついに実行した。」

という具合に文は続いていきます。

「男子厨房に入らず」といった言葉は彼にはあてはまらず、多分、入り浸りではないかと想像できます。

彼の文を読むといかにも美味しそうで翌日には作ってみたくなります。

料理の仕方はいかにも豪快で、できたてを食する時の表現がまたまた読み手の想像力をかきたてる絶妙な表現なのです。

擬態語、擬音語満載の表現で私の心をつかみます。

たとえば

「酢カキを食べると、カキはいきなりピロロロンと口に入ってきて、そこから磯のにおいがしてきて、噛むと上品なうま味がトロトロと広がってきた。いやはやこの日の貝三昧には、とても心が洗われた。」

といった調子です。

わが家の食卓に取り入れた献立は「サバのショウガ醤油漬け揚げ」「缶詰のサンマの蒲焼き丼」「アジの立田揚げ」などがあります。
小泉さんの表現に偽りなしの美味しさです。

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