2007年1月25日木曜日

江戸紫

日経新聞の文化のページで「江戸紫 ゆかりの地で復活」という記事をみました。

私などは「江戸紫」と言えば「桃屋の江戸むらさき」を思い浮かべるのですが、どうやら「青みがかった紫色」のことをいうようです。

そこで「江戸紫」を検索をしてみたところ、その「桃屋」が出てきました。

以下のような事が書かれていました。

古来より紫は高貴な色として親しまれてきました。
この紫は平安時代の「京紫」のことをさしており、江戸時代には、この「京紫」に対抗して青みがかった紫つまり「江戸紫」が創作されました。
派手好みの江戸っ子の心をとらえ、爆発的に流行し、江戸の粋の代表的な色になったそうです。
歌舞伎でお馴染みの伊達男、助六が額に締めた鉢巻きの色が江戸紫であり、江戸の代表芸の小唄の稽古本の表紙もほとんどこの江戸紫だったそうです。

昭和25年にのりの佃煮を発売した桃屋の創業者は、商品名を考えるにあたり、この稽古本が目に留まり、のりの佃煮のびんを『江戸紫』と名付け、今に至っていると書いてありました。

「桃屋の江戸むらさき」は、私が子どもの頃から「何はなくても江戸むらさき」のキャッチフレーズで人々に親しまれてきました。
私も大好きで、アツアツのご飯にたっぷりのせて食べたものです。

「江戸紫」は食べる「江戸むらさき」ではなく、色を表していたなんて大発見でした。

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