2007年3月19日月曜日

漢字検定の試験

今日の朝刊の記事で「1日早すぎ全員失格」の見出しに目がいきました。

福島県の県立高校で、日本漢字能力検定協会の漢字能力検定の試験日を1日早めて実施したため、協会が答案を無効とし、受験者65人が全員失格になったそうです。

協会は2月10日の土曜日を指定していたのですが、試験監督の予定だった国語教諭が、お葬式のために監督ができなくなり、9日に実施したらしいのです。

1、2年生がほとんどでしたが、3年生も1人いるようです。

高校側は、後日、生徒に経緯を説明して謝罪し、協会は、次回の検定料を無料にするとのことです。

この試験がどれだけ権威あるものかは知りませんが、事前に協会に連絡し、指示を仰ぐ時間の余裕はなかったのでしょうか。それとも記事に記されていない諸事情があったのでしょうか。

協会も試験の公平さを図るという点で無効にしたとは思いますが、正規の試験だと認識し、真摯な態度で臨んだ生徒達がどうにも気の毒に思います。

突発的な事態が起こったとき、どのように判断すればいいのか、本当に難しいものですね。

先日の全日空機の機長の判断と行動力は、素晴らしかったと讃えられていましたが、この福島県の高校や協会の措置はどのように受け止められるのでしょうか。

0 件のコメント: