2007年3月14日水曜日

下流志向


夫が購入した本です。 

まだ10ページぐらいしか読んでいませんが、この本の帯を読んだだけで思わず相槌をうってしまいました。

学力低下、ニート増加の深層!
 
  1. 勉強を嫌悪する日本の子ども
  2. 自分探しイデオロギー
  3. 勉強しなくても自信たっぷり
  4. IT長者を支持する理由
  5. クレーマー化する親
  6. ニートの未来

とあります。
どの項目も興味をそそられます。

特に、「自分探し」という言葉に反応してしまいました。

今どきの若い人たちは、一度大学や会社に入っても、ちょっと違うと感じたり、自分のやりたいこととは違ったりすると、果敢にと言うか、安易にというか「自分探しの旅」に出発します。
私たちの学生時代にも中にはそうやって軌道修正した人はいましたが、少数派だったような気がします。
大多数は親に多大な負担をかけて学ばせてもらってきたから、自分自身の意識の修正を図りつつ学校や職場に馴染んでいこうと努力したように思います。

それが絶対に正しいことかどうかは個人の価値観で違うと思いますが、今は妙に物わかりのいい親が増えて、自分の子どもの可能性を信じ、「自分探しのわが子」を温かく見守っているような気がします。

そうやって見守っていられる間はいいのですが、親世代もだんだん年を取り、自分たちのことで精一杯の時期がやってきます。
せめてそれまでに、「自分」を見つけ、しっかり社会の一員となっていてほしいものです。

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