昨日、夫の実家で「ひたし豆」を作りました。
義母は信州出身で、ひたし豆は信州の古くからの食べ方のようです。
実家に着くと台所に青大豆の一種の鞍掛豆(くらかけまめ)がすでに水につけてありました。
義母に作り方を習いながら取りかかりました。
まずこの豆を沸騰した湯で茹でるのですが、義母のこだわりは茹ですぎず固めであることでした。
茹だったら水であらって、あらかじめ作っておいたお醤油、酢、砂糖の汁にひたしておきます。
こりこりとした食感と豆本来の美味しさがクセになりそうです。
この鞍掛豆の名前の由来は、豆の模様が馬に鞍をかけたように見えることから名付けられたようです。
石川県出身の私はこの豆を見たことも食べたこともありませんでしたが、結婚後、ときどき夫の実家を訪問したときにこれをご馳走になりました。
義母が大病することなく元気で料理をしていたならば、このひたし豆を自分で作ることはなかったと思います。
そこの家の味ってこうやって受け継がれていくものかもしれません。
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