12月ももう半分過ぎてしまいました。
私の実家あたりでは、時折、雪がちらついているようです。
冬になると実家の方では、「雪すかし」が日課になります。全国的には「雪かき」が圧倒的に通用する言葉だと思いますが、石川県民にはやはり「雪すかし」が一番しっくりくる言葉だと思います。
父は、毎朝、私たちが学校に行く前までに雪すかしをしていてくれました。
朝、雪すかしをしても夕方にはもう積もっているので、1日中、雪と奮闘していた父の姿を思い出します。
雪すかしをしていると熱くなるらしく、厚着をして着膨れた私たちとは対照的に、薄い上着1枚引っかけてスコップで雪をどけていました。
父は腰痛で苦しんでいたので、この作業は辛いものだったと思いますが、だからといって雪国ではやらないわけにはいきません。
学校から帰ると、玄関先にいつも濡れたスコップが立てかけてあったのを憶えています。
結婚して現在住んでいる所は、雪はあまり降らないのですが、それでもひと冬に2,3回位は雪すかしをしなければならない日があります。
仕事から帰った夫がマンションの前や駐車場の雪すかしをやり始めると、何人かの住人の方も参加されたりします。
私は家の中から夫のその姿を見ながら、黙々と雪をどけていた父の姿を思い出したりします。
家族のために働いているって感じがいいですよね。
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