スペイン5日目、メスキータを見学した後、バスはラ・マンチャ地方のコンスエグラを目指しました。
コンスエグラは、「ドン・キホーテ」の舞台ラマンチャ地方の小さな都市です。
丘の上までバスで上がっていくと、急にこんな景色が広がっていました。
青い空と風車、古城と眼下に広がる小さな村がいかにも小説の舞台になりそうです。
「ドン・キホーテの道」という案内がありました。
ふもとの村にはこんな像が立っていました。痩せこけたドン・キホーテが空を眺めています。
ドン・キホーテの名前は知っていましたが、小説は読んだことがなく、冒険の旅の話だと思っていました。
小説の内容を知りたかったので、「ドン・キホーテ」と検索すると、店舗情報が書かれていました。あのディスカウントストアがすぐに出てきました。その中で、社名の由来が書かれていました。
スペインの文豪、セルバンテスの名作「ドン・キホーテ」にちなんで名付けました。
既成の常識や権威に屈しないドン・キホーテのように、新しい流通業態を創造したいという願いを込めています。
小説のドン・キホーテからその名前を付けられたことが分かりました。
ウィキペディアによれば
騎士道物語(当時のヨーロッパで流行していた)を読み過ぎて妄想に陥った郷士(下級貴族)の主人公が、自らを伝説の騎士と思い込み、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」(「ドン」は郷士より上位の貴族の名に付く。「デ・ラ・マンチャ」は「ラ・マンチャ地方の」の意で、出身地を表す。つまり「ラ・マンチャの騎士・キホーテ卿」と言った意味合い)と名乗り、痩せこけた馬のロシナンテにまたがり、従者サンチョ・パンサを引きつれ遍歴の旅に出かける物語である。と書かれています。
小説の中のドン・キホーテは、風車を悪い巨人と勘違いして戦いを挑んだと書かれていますが、いろいろ調べてみると、風車はオランダを象徴していて、風車に吹き飛ばされるということは、スペインからオランダが独立をすることが暗示されているという説もあるのだとか。
そのあたりのスペインの歴史を知らないと作者セルバンテスの深い考えが読み取れないのかもしれません。
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