今週の「カーネーション」の見所は何と言ってもカッコイイ財前直見さんです。
主人公糸子に洋裁の手ほどきをする根岸良子役で登場しました。時代はまだまだ和服が主流の時代にハイカラなファッションで身を包み、高級ミシンの販売をする根岸さんは糸子の人生を大きく方向づけてくれます。
限られた時間の中で洋裁の基本を教えることになった根岸先生は、まず糸子に洋服を着せて街を歩かせます。これは「洋服を作る側は着る人の気持ちがわからないと作れない」ということを糸子に教えるための最初の教えでした。
洋服が珍しい時代なのですれ違う人の視線を感じながらうつむき加減に歩く糸子に根岸先生はこう言います。
タイトルにもなっているカーネーションが好きだという糸子に「あなたは、今、カーネーションなの。洋服を着ることでカーネーションを咲かせなさい。下に向かって咲く花はないわ。」と言います。
この出会いがあったからこそドラマのモデルであるデザイナー小篠綾子さんが誕生したと言えると思います。
人生に大きな影響を与える言葉があるものです。それは本の中の言葉であったり、出会った人の言葉であったりもします。その言葉に出会っても、自分自身がそれを感じ取れなくては素通りしていく言葉になります。
15分のドラマですが毎回心に残る言葉や出来事が盛り込まれているので楽しみです。
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