夫はかき氷が大好きです。
まだ娘たちが家にいた頃、夏の初めに夫がスーパーでかき氷セットを調達してきていました。
シロップに練乳、ゆであずきの缶詰などが冷蔵庫に並んでいました。
暑い夏の日の午後、夫が「かき氷を食べたい人?」と提案すると、全員挙手し「イチゴミルク」「金時」などと注文していました。
何故かかき氷は夫の係になっていました。
私といえばあの氷を削る音がニガテなので、決してそばには近寄りませんでした。
今思えば、夫が作ったかき氷を家族そろって食べる夏の午後のひとときは、とても幸せな時間でした。
娘たちは父親の作ってくれたかき氷の味を覚えているかしら。
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