2011年9月22日木曜日

ローマ アッピア街道

ローマからナポリに向かう途中、車窓からアッピア街道が見えました。

アッピア街道は古代ローマ時代に軍事目的に建設された道路です。

ローマの英雄たちが、戦地に赴くときや勝利を収め、戦利品とともにローマに凱旋するときにこの道を通ったと思われます。



アッピア街道は軍隊の迅速な移動を目的としていたので、カーブがなく真っ直ぐローマへと続いています。あの「すべての道はローマへ通ず」の言葉が思い出されます。道には「地中海松」と呼ばれる松が続いています。日本の松のように枝が右へ左へと伸びていません。

以前見たテレビ番組で、このアッピア街道の轍の幅と現在の鉄道のレールの幅が同じだと言っていました。紀元前312年に建設された道が現在の鉄道に影響を及ぼしているなんて驚きです。



アッピア街道は石や砂利を敷き詰め、傾斜を作り、排水がスムーズに行えるように工夫されていたとのことです。日本は弥生時代だというのに古代ローマは素晴らしい建設技術を持っていたことがわかります。


こんな現地のツアーがあるのですね。時間と経済的な余裕と体力があれば参加してみたいものです。

0 件のコメント: