今日の日経新聞夕刊に「元気な山村 岐阜・加子母に住んでみる」という記事がありました。
記事は、24年前に加子母村の主婦4人が興した漬け物組合の話から始まっていました。
仲良しの農家の主婦4人がこたつでお茶を飲みながらおしゃべりをしていたときに「野菜のように相場に左右されずに自分たちで値決めした食品を売ってかせげないものかのう」と話がまとまったそうです。
友だち同士のおしゃべりの中で、誰かがふっと「みんなで力を合わせ何かやりたいよね。」などと言いだし、口々にアイデアを語り、だんだんと夢が膨らんでくることがよくあります。
大抵の場合は、熱く語り合いながら実際に行動には移せないことはみんなわかっています。
実行している自分たちを想像するだけでもけっこう楽しい気分になります。
この加子母村の主婦たちは夢物語で終わらせなかったのです。
4人は苦しい農家の家計から10万円ずつ持ち寄り、これに代表の方が5万円上乗せし、45万円の起業資金で出発しました。
漬け物から始まって、五平餅、朴葉寿司にも手を広げ一時は年間の売上高が3000万円にのぼったことがあるそうです。
現在はこの朴葉寿司だけに絞って活躍されているそうです。
茶飲み話をされたのは今の私くらいの年齢だとか。
何かを始めるのに年齢制限はないのかもしれません。
代表者の方は90歳になっても、この仲間と仕事を続けるつもりだそうです。
こういう話を聞くと、何だか勇気が湧いてきます。
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