朝の連続テレビ小説「てっぱん」を楽しく見ています。
主人公あかりの溌剌さは一日の始まりにピッタリです。
先週から引き続き、大阪のあかりを取り巻く人たちの様子が丁寧に描かれています。
あかりの祖母初音の下宿屋の住人たちは、それぞれに事情を抱え暮らしています。
お互いに詮索することなく、平穏な日常生活を送っていたのですが、あかりの登場によって少しずつ変化が生じてきました。
あかりの努力が報われて、初めて全員揃って夕食のテーブルを囲むことができました。
その場でともさかりえ扮する冬美が、これまでスーパーモデルだと言っていましたが、実際はモデルの仕事はほとんどなく、うどん屋さんで働いてることを告白しました。
その告白に対して初音はこう言いました。
「自分以外はどっちでもいいということや。」
他人から見ればモデルをしていようがうどん屋さんで働いていようが冬美は冬美なのです。
納得できないのは自分自身だけなのです。
自分の仕事を偽って罪悪感があった冬美には、この初音のひと言で心がふっと軽くなったことでしょう。
初音役の富司純子さんがとても素敵です。
辛い過去に触れられたくなくて自分で垣根を作ってしまう意固地なところやあかりの強引さに負けて少しずつ心を開いていく様子をうまく演じています。
このドラマは周りの俳優さんがみな魅力的です。
中でも母親役の安田成美さん、いい味をだしています。
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