このシリーズの「日本史」「日本地理」「国語読解力」を新聞広告で知った夫が1ヶ月程前に購入していたので夕刊の記事を見つけたとき嬉しい気持ちになりました。
これらの本は、著者自ら「超語りかけ体」と呼ぶ軽快な文体が特徴です。
例えば旧石器時代の冒頭では
数万年前の日本列島はユーラシア大陸と地続きだったと考えられている。今の日本海がちょうど大きな湖だったんだね。(略)
この時代のことを旧石器時代と呼んでいるよ。
といった具合に展開されていきます。
著者の後藤武士さんは塾経営を以前されていたようなのですが、語り口調の文章を読むと、塾の先生の授業を受けているような気分になります。
「ここは試験にでるよ。」というアドバイスが聞こえてきそうです。
実際に第8章の江戸時代のところでは、江戸時代をマスターする呪文が紹介されており、受験生にとっては効率のいいテスト対策になると思われます。
私は学生ではないので軽い気持ちで読んでいるのですが、知らないことや忘れたことが本当に多く、恥ずかしくなります。
後藤さんは学校の授業では時代順に習うので、一番大切な現代史が年度末になってしまうためほとんど学べない、という話をよく聞くと書かれています。
同感です。日本史は大政奉還あたり、世界史は第一次世界大戦あたりまでしか習わなかったような・・・あまりにも昔のことなのではっきりとは言えません。
後藤さんはこの本一冊で日本史の流れをすっきり学べるように書かれたそうです。
好きな時代、苦手な時代どこから読み始めてもいいらしいのですが、やはり時代順に読み進めていくつもりなのですが、現代あたりで飽きてしまうかもです。
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