2009年11月9日月曜日

無花果の森 小池真理子

日経新聞の夕刊の連載小説に目がいきました。

私は新聞の連載小説が好きなのですが、最近は以前ほど夢中になって読みませんでした。

今日は初めて目にする題字、続いて挿し絵に目がいきました。

その「無花果の森」という題字を見ただけで続けて読んでみようという気持ちになりました。

挿絵と題字は、現代版画を代表する方で柄澤齊(からさわひとし)さんの作によるものだそうです。

第1回目は、

六月の、雨の夕暮れ時である。
ホテル最上階、十二階の部屋から見渡す街は、しとどに雨に濡れている。


こんな書き出しで物語は始まっていました。

その後に続く文章も情景が目に浮かんでくるように描かれており物語の展開に期待が高まります。

どうやら主人公の女性は映画監督の夫となにかいざこざがあって新幹線に乗って東京から名古屋に来たようです。

気になって日経新聞のお知らせをみてみるとあらすじが書かれていました。

明日から夕方の楽しみができて嬉しいです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私も今日(11月13日)初めて読ませていただいたのですが、久々に日経の小説を楽しませていただきました。なんだか主人公が私の今の状況に似ていて(旦那の暴力などはありませんが。)どういう風に解決するのかが気になって楽しみです。毎日の読む楽しみが増えて嬉しいです。

まっち さんのコメント...

コメント有り難うございます。第1回目から6回目まで主人公の心の動きが丁寧に描かれているので重苦しさがしっかり伝わってきます。これからどのように生活していくのか興味深いですね。