日経新聞朝刊の連載小説「迷いの旅籠」に最初に登場した語り手は子どもでした。
年の頃は12歳位の「おつぎ」という名前の女の子でした。
連載2日目に登場したおつぎがその恐ろしい話を始めるまでに一週間以上かかりました。
信じがたい話をどのような順序で話したものか困惑している様子が丁寧に描かれています。
そのおつぎの困惑を主人公のおちかが少しずつ解きほぐしようやく昨日あたりからおつぎが語り始めました。
毎朝、楽しみ半分、怖さ半分で読み始めましたが、ついにおつぎの口から「お化け」という言葉が発せられました。
予想はしていましたが、ギクリとしてしまいました。
今日の話は、おつぎの村で毎年立春の前の日に行われる「行灯祭り」の様子が、描かれていました。
文章を読みながら、挿絵を見るとその後に起こる不気味な事象が想像できます。
明日以降、少し勇気がいりそうです。
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