和倉温泉の旅館で初カラオケを楽しんだ母は、お部屋に戻ってからも懐かしそうに昔の話をしていました。
母が歌えそうな歌をいくつか探し出した中に「旅の夜風」という歌があります。
これは母の娘時代に流行った映画「愛染かつら」の主題歌です。
病院長の嫡男と看護婦さんの身分違いの恋が描かれた映画です。
若かった母は、地元の映画館で2回観たと話していました。
こんな古い作品ですが、私にとっても「愛染かつら」は懐かしい作品です。
私が小学生だった頃、ライオン奥様劇場というテレビドラマの番組がありました。
ドラマ版「愛染かつら」を学校から帰った私は、友だちの家で大人たちに交じって見ていました。
主演女優さんは、長内美那子さん、お医者さんは吉田輝雄さんでした。
哀愁漂う主題歌「旅の夜風」は、その頃も、そして今でも歌うことができます。
「花も嵐も踏み越えて 行くが男の生きる道♪」です。
この旅の夜風を母と一緒に歌いました。
3才下の妹は、「お姉さん、よくそんな古い歌を知っているね~」と驚いていました。
母は娘と「いい日旅立ち」も歌いました。
か細い声でしたが、娘に助けられ嬉しそうに歌っていました。
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