今日は「船上のラストソング~細野晴臣 カナダ~」というタイトルでした。
タイトルを見た途端、タイタニックのあの音楽家たちのことだと分かりました。
細野晴臣さんのおじい様は100年前に沈没したタイタニック号の唯一の日本人乗客であり生還者であることは知っていました。
音楽に携わる細野さんが特に気になるのは沈み行く船で最後まで演奏を続けて亡くなった8人の音楽家たちだということでした。
船が沈んだ場所に一番近いカナダのハリファックスという港町を訪れ、8人のことを知る人たちと出会い、音楽のチカラについて考えるという企画でした。
タイタニック号の音楽家たち via kwout
タイタニックのバンドマスター演じた俳優さんジョナサン・エヴァンス=ジョーンズさんは本物のウォレス・ハートリーさんによく似ています。
タイタニック号の音楽家たち via kwout
タイタニック沈没時、彼らが乗客のパニックを抑えるために演奏を続け、最後の曲として選んだのが賛美歌「主よ御許に近づかん」でした。
番組の中で、ハリファックスで出会った音楽家が、最後にその賛美歌を選んだ理由を説明していました。
生の終わりは悲しくない。神様のもとに近づいていく喜ばしいことである。
その音楽家は賛美歌の意味をこう言っていました。私はクリスチャンではありませんが、この話を聞いてから、沈みゆく船上の彼らのおもいを想像して胸が熱くなりました。
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