2008年12月21日日曜日

フォロー・ミー

日経医新聞の土曜版に「映画カレンダー」というコーナーがあります。

テレビで放映される1週間のおすすめ映画が紹介されており、その中でもイチオシの作品が「今週の1本」として詳しく取り上げられています。

今週取り上げられていたのは、12月27日深夜に放映される「フォロー・ミー」でした。

この映画は私にとっては忘れられない作品です。

あらすじはこんな感じです。



ミア・ファロー演じるベリンダが、結婚生活を窮屈に感じ始めて、ロンドンの街を一人で歩き回っているのですが、お洒落なロンドンの風景とベリンダの孤独感とバックに流れている音楽がとても叙情的だった記憶があります。

当時、大学生だった私は何故かこの映画を一人で観ました。

偶然に映画館に足を運んだらこの作品が上映されていました。

その時の自分の心情は覚えてはいませんが、心のどこかに寂しさを抱えていたのでしょうか、あてもなく歩き回るベリンダの気持ちに共感をおぼえました。

新聞の映画評論家は

作りがゆるめで、脚本や演技にもかなり欠点が見受けられるのだが、何故か憎めない映画の典型ではないだろうか。

中略

この映画は首まで凡庸に浸りながら、決して鈍感ではない。
と述べています。

作品に驚きの展開があるわけでもないのですが、ミア・ファローのふわふわとどこかへ飛んでいってしまいそうな演技と美しいメロディにのせた「フォロー・ミー」という歌詞が心に響いてきます。

衛星放送で放映されるので、わが家は観ることができないのですが、もし観ることができても観ないかもしれません。

青春時代のかけがえのない1本が自分の鈍くなった感性で汚されるといやだからです。

それでもこの「フォロー・ミー」の映画音楽は聴きたくなります。

0 件のコメント: