風のガーデンが最終回を迎えてしまいました。
木曜日の楽しみがなくなってしまいました。
毎回ドラマを見終わった後、人生の最期について考えさせられました。
それは決して怖いとかイヤな気持ちになるといった感じではなく、誰にでも訪れるその時をどうやって受け止めたらいいのだろうということでした。
ドラマの中で緒形拳さんは、残された時間を家族とともに闘っている息子中井貴一の姿と自分の姿を重ねておられたことだと思います。
息子に投げかける眼差しの優しさや励ましの言葉が涙を誘います。
セリフがなくても表情だけで思いが伝わってきます。
風のガーデンがとても素晴らしいドラマになったのはやはり緒形さんの存在が大きいと思われます。
中井貴一さんの演技も素晴らしいものでした。
ドラマ前半のやや傲慢な医者の姿や故郷で同級生たちと過ごす茶目っ気たっぷりの姿、離れて過ごしていた子どもとの再会後の父親としての姿などどれもお見事でした。
その他の共演者も彼ら以外のキャストは考えられない程、はまっていました。
平原さんの「カンパニュラの恋」もドラマを盛り上げてくれました。
しばらくはぬけがら状態になりそうです。
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