2008年12月29日月曜日

昌徳宮(チャンドックン)と宗廟(チョンミョ)

韓国2日目は「世界文化遺産半日観光」でした。

集合場所の明洞のロッテホテルまで地下鉄に乗ってでかけました。



切符1枚買うのも大変です。ハングル文字はわからないですね。



最初の見学は昌徳宮(チャンドックン)です。

この宮殿の中に、あの韓国ドラマ「チャングムの誓い」のチャングムと王様が散歩した池がありました。

日本の梨本宮家から嫁ぎ、大韓帝国最後の皇太子の妃となった李方子(まさこ)さんもこの宮殿で暮らしたそうです。



鮮やかな色彩です。王様の力の大きさがうかがえます。



屋根の魔よけの置物の数で建物のランクがわかるそうです。

一番手前の帽子を被った置物が三蔵法師で、西遊記の面々が後に続いています。



瓦の裏側の鮮やかな色合いは、いかにも韓国風でかつての高貴な人々の着物にも使われていそうな配色です。

次に訪れた宗廟(チョンミョ)です。



朝鮮王朝歴代の王と王妃の位牌が安置されています。

厳粛な雰囲気が漂っています。

ここで王室の様々な祭礼儀式が厳粛に執り行われるそうです。

ソウルの冷たい空気とこの宗廟の静けさがよくマッチしていました。

現地係員の方の話によれば、韓国の人は先祖を大切にするので法事は盛大に行われるそうです。

その役目は長男の大切な仕事なので、韓国人女性は長男の所へ嫁ぐのを敬遠していると教えてくれました。

そう言えば最近観た韓国ドラマで、由緒正しい家柄の跡取り娘の話がありましたが、家屋敷は広くて歴史があるのですが、傷みが激しくなって修理しようにもお金がなく、跡取りとして法事をするにもお金がないと嘆いている場面がありました。

たとえ経済的に余裕がなくても法事を軽んじてはいけない国のようです。

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