2008年10月27日月曜日

百万本のバラ

加藤登紀子さんが歌った「百万本のバラ」という歌が大好きです。

貧しい画家が小さな家と絵を全部売って、恋していた女優に百万本のバラを送ったという歌です。


小さな家とキャンバス 他には何もない
貧しい絵かきが 女優に恋をした
大好きなあの人に バラの花をあげたい
ある日街中の バラを買いました

百万本のバラの花を
あなたにあなたにあなたにあげる
窓から窓から見える広場を
真っ赤なバラでうめつくして

この歌がずっと好きだったのですが、最近、 YouTube でその動画を見つけました。

情景を思い浮かべながら聴いていると、まるで映画のワンシーンを観ているような気持ちになります。

全てを失ってしまった画家のその後の人生は、貧しくもきっと幸せだったことでしょう。

彼が恋した女優は、多分、まだ無名の女優で豪華なバラの花束を贈られることはなかったように思います。

女優はどこかのお金持ちの気まぐれだと言い聞かせたものの、これから先の人生でしっかり実力をつけ、本当のファンから花束を贈られるようになると決心し、次の街へと旅立っていったのだと想像します。

この歌はもともとロシアの曲だそうです。

ロシアの曲といえば「黒い瞳」「アムール河のさざ波」などのロシア民謡も私のお気に入りですが、これらもまた哀愁が感じられ物思う秋にピッタリの曲です。

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