ブログを第二の自己表現の場として活用している作家が増えていると書かれていました。
何人かの作家のブログが紹介されていました。
文章を書くプロの方のブログの内容に興味がわき、早速、宮内勝典さんの「海亀日記」を訪問してみました。
彼のブログは、「月日の流れを大切にしたいので海亀日記は新しい日付が下にくるようになっています。」と断りが初めに書かれていました。
このあたりからして感覚が違います。
最新の更新が一番上にくるブログが圧倒的に多いように思います。
最近の記事を読んでみると、小説を読んでいるような感じがします。
日常雑感なのですが、彼が文章の質を落とさないことを大切にしていることが読み取れます。
私のように食べ物の感想やドラマの感想といったミーハーな内容ではなく、格調の高さが感じられます。
例えば9月11日の更新は
あれから七年過ぎた……と指を折って数えるようなことは、七回忌の今日で終りにしようと思う。この年月、わたしたちは <9.11以降の世界> といった文脈に封じ込まれていた。呪縛されていた。少なくとも自分はそうであった。そろそろここから出ていきたいが、出ていくべき外部があるわけではない。歴史も、時空も地つづきだ。深く、深く、もっと深く降りていくしかない。と書かれています。
こんな文章がすらすら書けたら楽しいことでしょう。
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