2008年10月25日土曜日

直木賞作家 奥田英郎さん

妹と喫茶店で待ち合わせをしていたのですが、思ったより早く着いてしまったので、店内に置かれていた週刊文春を読んで待っていました。

パラパラ読んでいると、直木賞作家奥田英郎「わがマネー敗戦」という記事が目に入りました。

奥田さんは、投資の知識はなかったらしいのですが取引銀行の担当者と証券マンに勧められるままに、5000万円の金融商品を購入されたらしいのです。

その後、サブプライムローン問題で株価が下がり奥田さんは大きな損失を受けられたそうです。

マイナス400万円の損失から始まって、どんどん損失額が増え、ついに解約を申し出られたらしいのですが、営業マンの巧妙なトークでそれもままならない様子が面白可笑しく、そして悲壮感とともに綴られていました。

この体験から奥田さんは、金融商品の訪問販売は止めさせるべきだと主張されています。

銀行や証券会社のノルマのために若い営業マンが一生懸命売り歩き、ついその気になって買ってしまうことがあるからだと自らの体験をもとに書かれています。

奥田さんのようなケースは、富裕層だけではなく団塊の世代にも魔の手が及び、かなりの数のリタイア世代が同じような被害にあっていると警告しておられます。

年金が正しく支給されるか不安に思い、手にした退職金を少しでも有利に運用したいと考えるのも無理はないと思います。

わが家は株とは無縁で一見関係ないように思えるのですが、株価急落は年金資産の目減りにつながっているとのこと、難しい世の中ですね。

とりあえず運用資金がないわが家ですから、リスクの高い金融商品に手をだすことはありえません。

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