友だちからパセリと青じそをもらいました。
実家の父は両方とも大好きでした。
しょっちゅう天ぷらにしてほしいと母に言っていました。
母は食事の支度を終えていても、青じそをとってきてパリパリの天ぷらにして食卓に出していました。
子どもたちもお醤油をつけて食べていました。
パセリと言えば、お刺身のお皿の横に添えてある脇役のイメージですが、私にとっては懐かしい天ぷらの具です。
父はいつも何かしら体を動かしていました。
少しの時間でも家の周りの草むしりをしていました。
私たち子どもがぶらぶらしていると「屋敷の草むしりでもしなさい!」とか「めぐらの草むしりでもしなさい!」とよく言われました。
数日前、昔風の家で周りが木でおおわれているお宅を見て、ふと父が言っていた「めぐら」って何だろうと疑問に思いました。
富山の方言で、周囲という意味だと分かりました。
父にめぐらの草むしりと言われるたびに、慌てて自分の部屋に戻り机に向かっていました。
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