2012年1月19日木曜日

完全なる報復

「完全なる報復」を観ました。


映画は、主人公クライドの幸せな家庭の様子から始まり、突然の来訪者のためにドアを開けたクライドにいきなり強盗が襲いかかり、妻子を無残に殺されてしまうというショッキングなものでした。

その後、犯人は捕まるものの、検察側と被告人が司法取引をし、刑が軽減されてしまいます。

これは担当検事がこれまでの高い勝訴率を下げたくないという個人的な感情が大きく作用していました。

クライドは強く抗議するのですが、結局は検事のいいようにされてしまいます。

それからのクライドの緻密な復讐劇が始まっていきます。

クライドならずとも司法取引が制度として成り立っているのが、理解しがたいことです。

あの「24」でもよく取引のシーンがありました。

そのたびに凶悪な犯人は、自分に有利な取引を提示し、受け入れられると文書で示すように要求していました。そのたびにバウワーは大統領に許可の要請をしていました。

司法取引という犯人にとっては最後の一手があるからやすやすとは罪を認めないのです。

腹立たしい限りです。クライドの気持ちがよくわかります。

法が裁いてくれないなら、クライドのような才能がない者は、あの中村主水のような仕置人に依頼したいくらいです。

作品の後半のクライドの復讐劇は見応えがありました。心の中の私はすっかりクライドの応援に回っていました。

最後までやり遂げさせてあげたかったような、あの結果でよかったような、複雑な気持ちです。

0 件のコメント: