2011年6月22日水曜日

新式シャンプー台 姫野カオルコさん

日経新聞の夕刊のコラムに「新式シャンプー台」というタイトルで姫野カオルコさんの記事がありました。

冒頭にはイギリスの諺が引用されています。

「一日だけ幸せになりたいなら床屋に行け」という諺です。

一週間なら結婚する、一ヶ月なら馬、一年なら家を買うと続き、「一生幸せでいたいなら正直に生きろ」と締めて終わるそうです。

床屋の件は、姫野さんだけではなく私も大きく頷きました。

ところが、姫野さんにとっては至福のひとときだった美容院ももはややすらぐ場ではなくなったそうです。

姫野さんが行く美容院のシャンプー台が、従来の上向きになって寝た状態のものから、腰掛けた姿勢で首だけをカクンと後ろにまげて洗ってもらうシャンプー台に変わったらしいのです。

あのシャンプー台は私も経験したことがあるのですが、ちっともリラックスできません。

その上、妙に力が入ってムチウチになりそうな気がします。

姫野さんも

肩はリラックスできず、腰がこわばり、腰がこわばるから脇腹に力が入り、脇腹がツッて痛くなる。
曲げた首を支える伸縮棒みたいなやつが延髄を強く圧迫してくる塩梅なので、吐き気がしてくることさえある。
と書かれています。

全く同感です。

私が以前行っていた美容院が、このタイプを導入したとき、係の美容師さんが「ゆったりくつろいで下さい。」と言ったのでさぞや心地いい気分になるのだろうと期待しましたが、姫野さん状態でした。

姫野さんは「「一日だけ不幸を味わいたいなら床屋に行け」という諺が新たにできそうなくらいの気分である。」と書かれています。

わかりますね~

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