今日の無花果の森は、画家八重子と泉が一緒に食事をとりながら、八重子の作品について話し合う場面でした。
八重子から「聞きたいことがある。」と言われた泉は、嫌な予感がして、動揺を隠すように八重子の絵を眺めていました。
その様子をみた八重子に「何を見ているのか?」と問われた泉は描きかけの絵をみていたことを告げました。
その絵は中庭の無花果の木を描いたもので、大崖服装学院の校長が郷里の安城の友達からもらって植えた無花果の木でした。
愛知県安城市は無花果の名産地だということを初めて知りました。
先日、大垣でこの学院のモデルとなった建物をみてきただけにイメージが膨らんできます。
あの日も小雨が降っていましたが、今日の話の中で登場する無花果もまた雨にうたれています。
作者にとってこの無花果は小説全体を象徴するものだと思うのですが、まだまだ無花果が意味するものは見えてきません。
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