2011年11月18日金曜日

セイタカアワダチソウ

11月の始めに知多半島をドライブしていたとき、セイタカアワダチソウが野山を埋め尽くしているのを見ました。

どこへ行っても外国から入ってきたはずのセイタカアワダチソウが我が物顔で繁殖しているのが許せなくて憎々しげに眺めていました。日本の秋を彩るはずのススキやコスモス、萩などがその勢いに押されてひっそりと咲いています。

セイタカアワダチソウは、外来種なので花の全容は分かりませんが、花粉症だとかあまりに高い繁殖力は植物の生態系を壊す元凶だと思っていました。


調べてみると、この花は虫媒花で風媒花ではないので花粉の生成量は少ないのだそうです。花粉も重く遠くに飛びにくいので花粉症とは無関係だということです。

花粉症と無関係だとわかってもすぐには受け入れられません。

セイタカアワダチソウを調べているうちに、アレロパシー作用という言葉を目にしました。これはある種の植物が体内で作り出す化学物質を周りに放出することによって、他の植物の成長を抑制して身を守る作用のことをいうそうです。

セイタカアワダチソウにはこの作用があるからこれ程までに繁殖したわけです。ますます許しがたい植物です。

素人には許しがたい植物ですが、専門家の間では、このアレロパシー作用を持つ化学物質を利用し農薬として開発する研究などが行われているそうです。頑張ってほしいです。

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