東海地方ではまだ田植えが始まっていませんが、私の実家の方ではすでに終わっています。
大型連休の頃に田植えが始まります。
子どもの頃、田植えの時期になると山あいの村の方から人手を頼んでいました。
今のように田植機があるわけではなく、すべて人の手によって植えられていました。
4・5人程の女の人に手伝ってもらっていました。
数日通ってきてもらっていたような気もするし、泊まり込みでお願いしていたような気もします。
その人たちのおやつとして菓子パンを用意していました。
前日のうちから、近所のお菓子屋さんに翌日のパンの注文をしておくのです。
当日、お餅を伸ばすおりに菓パンがたくさん入っていました。
家じゅうが忙しいので食事の準備に手が回らなかったのでしょう、菓子パンは大目に頼んであり、子どもたちにもパンが回ってきました。
菓子パンは何種類かありましたが、あんぱんが一番多かったように思います。
パンの上に細かいゴマがふりかけてあるあんぱんです。
今でもあんぱんはよく買います。
食べながらふと田植えの頃を懐かしく思い出します。
思い出の中の田植えの風景に似ています。
0 件のコメント:
コメントを投稿