今夜のプレミアム8「母なる大河 メコンを行く」の第4話は「大地の恵み」というタイトルでメコンの豊富な水を利用した稲作の様子を紹介していました。
このプレミアム8の予告を見て「大河 メコン」という言葉を聞いたときから数年前にベトナムに行き、メコンを実際に見たときの感動を思い出しました。
広い川幅をゆったりと流れるメコンは、まるで泥水のような色で魚が生息しているようには思えませんでした。
観光客は大抵そんな印象をもつからなのでしょうか、ガイドの女性は、「このメコンははるかチベットから肥沃な土壌とともに流れてきています。決して汚れているのではありません。」と説明してくれました。
番組の中でも同様な紹介がなされ、その土壌と豊富な水を利用し、アジア各国にコメ文化を生み出したと言っていました。
稲作のやり方は国によって違いがみられ、中国雲南省、ラオス、ミャンマー、カンボジア、タイ、ベトナムとそれぞれ独自の稲作が行われていました。
天候や肥沃な大地に恵まれたタイやベトナムは世界の米輸出量のトップを占めているそうです。
番組の中でメコンデルタで水上生活をしている様子が映し出されていました。
私はこのカントーの水上市場には出かけなかったのですが、再度ベトナムを訪れることがあったら是非行ってみたいと思いました。
そこで暮らしている人たちは、水の上の船に住み、稲や野菜や果物を育て、魚を獲り、それらを水上市場で売って生計を立てていました。
清潔にはみえない暮らしぶりですが、メコンとともに生きる逞しさが感じられ、圧倒されました。
大人も子どもも生きるために力を合わせ働いていました。
日本のように「自分らしく生きる」とか「自分にあった仕事」などと言ってはいられないのでしょう。
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