2008年6月12日木曜日

沙羅双樹

平家物語に登場する「沙羅双樹」の花が咲いていました。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり、
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
驕れるもの久しからず、ただ春の夜の夢の如し。
猛き人もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

別名「夏椿」ともいうそうです。

よく見ると椿の花に似ています。



平家物語の冒頭に、盛者必衰のたとえとしてこの花があげられています。

朝咲くと、夕方には散ってしまうところから、どんなに成功をおさめた者も、この沙羅の花のように、必ず散って行くのがこの世の道理だと説いています。

そのような視点でみると、綺麗な花ですがはかなげな感じがします。

仕事先のお宅に植えられているのですが、こだわりをもって植えられたのでしょうか。

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