今日の「マッサン」は、ウイスキー作りの夢が絶たされそうになって、絶望したマッサンをエリーが力強く励ますという話でした。
先日の株主総会ではなかなかいい感触のまま会議が終了したので、マッサンだけではなく視聴者もまたウイスキー作りがいよいよ本格的に始動すると思っていました。
ところが現実はそんなに甘くなく、株主総会の最終決定は否決でした。
それどころか、マッサンがウイスキー作りの夢が諦められないのなら、会社を辞めてほしいとまで言われてしまいました。
ガックリ力を落とすマッサンに、エリーは「人生は冒険!」だと言い、「マッサンの夢があれば、私、生きていける。どんな事でも我慢できる。」と勇気づけました。
「人生は冒険!」って何ていい言葉でしょう。
一度きりの人生ですから、冒険心を持って自由に生きて行けたらどんなに素晴らしいことでしょう。
若い頃、「一度きりの人生」というフレーズを聞く度に、「当たり前のことでしょ。」などと思ったことがよくありました。
年を重ねて自分の人生を振り返ったとき、過ぎてきた時間の長さよりこれからの人生の長さが間違いなく短いことを思うと、ドキドキしたり、わくわくしたりすることをたくさんやってみたいと強く思います。
失敗をおそれる時間はありません。「人生は冒険」です。
2 件のコメント:
英語では、"I have but one life to live"ということわざがあります。日本語に訳すると、「人生はただ一つだから」と書くのでしょうか。これと比較して、"life is just an adventure"、「人生はただの冒険よ!」のほうがエリーさんの言った言葉に近いのかもしれません。ただの冒険だから、あんまり悔やんだりしないように。さらに、よく会話などで使うあいさつの言葉、"Take it easy"があります。直訳すると、気楽にせよ、なのでしょうか。使い方は、焦っているAさんが、"I gotta take off for a business trip tomorrow" (明日、出張に行かなきゃいけないんだ)と言ったことに対して、Bさんが、"Okay, take it easy!" (あんまり張り切りすぎるなよ!)と答える。こうしてアメリカ人はどんなに人生が重くても、明るく前向きに向き合うための単語がいくつか転がっている。あんまり「人生は冒険!」と言わないと思います。日本語の「がんばろう!」といった単語をそのまま翻訳して、日本人に解りやすくしたのかもしれませんね(日本語の「頑張ろう」といった単語を英翻訳するのは難しい)。また、あの時代に生きていた人の考え方は今のとちょと違っていて(もっとまじめだったのでしょうか?)、その考え方を描こうとしていたのかもしれませんね。さらに、エリーさんはかなり日本語を理解していた人物であって、日本人にもっとも解りやすい言葉を選んだのかもしれませんね。どう思いますか?
Omoidasu Lifeさん
コメントありがとうございます。エリーの言葉の解釈を興味深く読みました。
日本語と英語を対比して考えることができるOmoidasu Lifeさんがとても羨ましいです。
とても勉強になりました。
エリーは、生まれ育ったスコットランドと家族に別れを告げ、マッサンの愛だけを信じ日本へとやってきました。
その先に何が起こるか分からないけれど、マッサンとともに冒険の旅に出たと考えているのではないでしょうか。
私が「冒険」という言葉から
連想するのは、「未知なるものへの憧れと挑戦する心」「好奇心」「夢」「自由」「失敗を恐れない」といった言葉です。
エリーがマッサンに伝えたかったのは、ウイスキー作りの夢を追い求めることで苦労が待っているかもしれないけれど、わくわくした人生を一緒におくろうということだったのではないでしょうか。
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