2010年6月4日金曜日

熱海 起雲閣

熱海2日目に「起雲閣」を見学しました。

大正時代に実業家・内田信也の別荘として建てられ、その後、鉄道王・根津嘉一郎が所有した後、実業家の桜井兵五郎が旅館として開業したそうです。

宿泊客には、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治などの文豪がいたそうです。

最近のNHKドラマ「チェイス 国税査察官」の中で、中村嘉葎雄さん演じる大富豪の邸宅として使われたとか。

私もそのドラマを見ていましたが、部屋の内部にまで注意を払っていませんでした。

7月に再放送があるようなので、次回は起雲閣に注目して見ようと考えています。

チェイス第3回で食事シーンで使われた部屋を見てきました。

洋館でありながら、日本の神社やお寺に見られる建築様式が取り入れられていました。



元学校の先生だったガイドの方の説明によると、「斗きょう」と「かえる股」と呼ばれる日本建築が用いられています。

左側の天井を支えている木組の部分が斗きょうです。

斗きょうの隣にあるのがかえる股です。

「この2つを知っていると神社仏閣巡りがさらに楽しいものになるでしょう」とガイドの方が話されました。



日光東照宮にはかえる股に猫の彫刻が施されています。

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