母は自転車が大好きでした。
このブログにも何度も書きましたが、母の口癖は「自転車に乗れなくなったらおしまい」でした。
農作業に精を出していた母は、腰は曲がっていましたが足腰の丈夫さには自信をもっていました。
この写真はわが家のとっておきの写真です。
お盆のお墓参りの帰りに母と娘が仲良く並んでペダルをこいでいます。
85才を過ぎた頃も自転車に乗って、どこまでも買い物に行っていました。
一緒に暮らしていた弟が年だから自転車に乗るのをやめて、循環バスに乗るように言っても聞く耳を持たずだと嘆いていました。
病院の帰りに買い物をしたり、年金をおろしに郵便局に行ったり、たまには美容院にも行ったりするのに自転車に乗らないと都合が悪いと言っていました。
弟も次第に諦めて、自分たち夫婦より母の方が足腰は丈夫だと言って、母の好きなようにさせていました。
私と言えば何をするにも車移動ですが、もう少し年をとって免許を返納することになったら、母を見習って自転車で行動しようかと考えています。
とは言うものの夏の暑さ、冬の寒さ、雨降りなどに耐えられるのか自信がありません。
今さらながらに母の逞しさに感心します。
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