Huluのお試し期間ということでいろいろなジャンルの映画やドラマを観ています。
始めのほうを少し観て最後まで視聴するか、時間が惜しい作品かを夫婦で話し合いながら観ています。
Huluのたくさんの作品から選ぶわけですから直感が頼りです。
金曜日の夜、「人生に乾杯!」というハンガリー映画を観ました。
主人公は81歳と70歳の老夫婦です。年金暮らしの生活は困窮の極にあります。アパートの賃貸料も払えず困り果てた夫がとった行動は、郵便局強盗でした。
手口は凶悪なものではなく、「あるだけのお金を袋に入れなさい!」といった紳士的なやり方です。威嚇用のピストルをそっと見せるのですが、発砲はしません。
郵便局強盗を皮切りに、とんとん拍子に事がうまく運び、警察も手を焼き始めます。
事件がテレビや新聞に大きく取り上げられると、市民の怒りを買うどころか、高齢化社会の悲哀に理解を示す人が増えてきます。
このあたりは日本の高齢化社会と年金事情と似ていています。
夫は強盗を繰り返しますが、最愛の妻と一緒にこれまでの人生でやり残したことをやり遂げたい一心です。妻はその夫の行動を頼もしく思い、一緒に逃亡します。
人生最後の大冒険を私も心から応援しながら観ました。
犯罪者を応援するなんてどうかと思いますが、この老夫婦が力を合わせて幸せを掴みとろうと頑張っている姿が憎めないのです。
ほのぼのとしたいい映画でした。
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