実家の母とみまもりケータイで話していると、母の思い出話になることがよくあります。
その日の話題は親孝行についてでした。
私や妹が1年に一度、母の日のプレゼントとして一緒に旅行することがとても嬉しいと言いました。
最近は女旅行と称して、実家の母、私と娘たち、妹親子の総勢6人で出かけています。
その旅行や夫の提案で母に渡したみまもりケータイを心から喜び、いつも感謝の言葉を口にします。
嬉しいと同時に、母は自分の親に孝行らしいことは何一つしなかったと嘆いていました。
長男の父と結婚して、親と同居で、家には父の弟がいて、父の姉や妹が近所に住んでいました。
農家の嫁になった母は、それまで農作業とは無縁の割に恵まれた子ども時代を送ってきたので、慣れるのが大変だったそうです。
昔のお嫁さんは、自分だけがよそ者で、我慢を強いられることが多かったようです。
実家に戻りたくなるようなことがあっても子どものためにじっと辛抱し、頑張ってきたことが唯一、親孝行だったと話していました。
どちらかと言えば、呑気でよく笑っている母のイメージが強いのですが、私たちが子どもだった頃を思い出すと、今の母の印象とは違います。
そんな母の苦労話をしっかり聞いてあげることが、小さな親孝行だと思い毎日電話をかけています。
大好きな写真です。孫と一緒に自転車を走らせて幸せいっぱいの母の顔が想像できます。
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