今日もまた猛暑でエアコンが一日中フル稼働しています。
昼間は私だけなので節約を心掛けたいところですが、この暑さではどうしようもなく、リビングにいるときはリビングのエアコン、仕事をするときは仕事部屋のエアコンという具合に切り替えながら過ごしています。
切ったりつけたりするほうが電気代がかさむような気もしますが、自分だけのためにあちこちの部屋のエアコンをつけるのもはばかられます。
子どもの頃、実家にはエアコンがありませんでした。
夏場になると部屋の戸をとりはらい、座敷と座敷の仕切りにはレースののれんがかけられていました。
開け放たれた家の中はさながら海の家のような様子でした。
父は日よけのために朝顔の花を植えたり、庭によく打ち水をしていました。
田舎だったのでアスファルトの照り返しなどはなく、夕方や夜になると涼しい風も入ってきました。
寝るときは蚊帳が吊られていて、時々、母がホタルを捕まえてきて蚊帳の中に放ってくれました。
ポッと光って幻想的でした。
生活を工夫することによって暑さを乗り切れた時代でした。
最近の猛暑では工夫のしようがなく、エアコンの冷気を扇風機で攪拌することくらいしか術がありません。
風鈴なども風情がありますが、閉めきった部屋ではその涼しげな音色もきくことはできません。
そう言えば夏の始めに娘が風鈴を買ったと言っていました。
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