2015年8月12日水曜日
【イギリス】湖水地方 ウォーキング
今回のイギリス周遊ツアーの目玉は、湖水地方での「ウォーキング」「湖上遊覧」「蒸気機関車乗車」の体験でした。
イギリス周遊のツアーは他にもありましたが、この3つの体験イベントはポイントが高く、決定する大きな要素となりました。
と言うのも何年か前に行ったツアーで、スイスのユングフラウヨッホの展望台まで登山列車で行き、帰りにハイキングをしながら下山し、アレッチ氷河やアルプスの雄大な景観を楽しんだことが忘れられなかったからです。
大自然を前にして、いかに自分が小さな存在であるかを実感した瞬間でした。
さてその日は晴れてはいましたが、肌寒く持ってきた洋服を何枚も重ね着して臨みました、ツアーの中には準備万全にダウンジャケットを着込んでいる人もいました。
現地ガイドさんを先頭に緑豊かな森の中を歩いていきます。
小川が流れていたり、丘が広がっていたり、木々の間からグラスミア湖が見えたりします。
小径の両側にはこんな可愛らしい花が咲いています。帰国後、名前を調べるつもりで写真を撮りましたがまだそこまで至っていません。
グラスミア湖です。
英国の大詩人ワーズワースは、この湖水地方で生まれ、この景色をこよなく愛したということですが、納得がいきます。
ワーズワースの名前は聞いたことがありますが、一体、どんな詩を作ったのか興味が沸き調べてみるとウィキペディアに彼の紹介とともに「郭公に献げる辞」が載せてありました。
詩の中には、「みどりなす草のうえに横たわって」とか「丘から丘へとその歌は通り過ぎる」といった一節があります。
まさにこの風景の中で詠まれた詩です。
帰り道に馬に乗った人が通っていきました。
森の管理人でしょうか。
ウォーキングを始めた頃は、寒くてダウン姿の人を羨ましく感じていましたが、帰る頃には体の中からポカポカして着ていた上着も手に持って歩きました。
ブログを書きながら、日本国内の山歩きもろくにしていない自分がイギリスの湖水地方をウォーキングしてきたことがまるで夢のようだと思っています。
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