初めてメガネを購入した日のことを急に思い出しました。
確か高校入学直前だった気がします。
父と一緒に少し離れた市町村に電車に乗って買いに行きました。
始めに遠い親戚の眼科に行き、その後メガネ屋さんに行ったような気がしますが、記憶が曖昧です。
確実に覚えているのは、アーケードのある商店街でメガネを購入し、その後食堂に入ったことです。
父と二人で遠出するのも、二人で食堂に入るのも初めてでした。
私はラーメンを食べました。
父が何を注文したのかは覚えていませんが、父がその時、竹の皮で包んだおにぎりを取り出し一緒に食べていたことは鮮明に覚えています。
それは母が持たせてくれたお赤飯のおにぎりでした。
父は私にも勧めましたが、何故だかかっこ悪い気がして手を出しませんでした。
帰りは電車ではなくバスに乗って帰りました。
わが家はここ一番というときは父の出番でした。
最近、妹と父の思い出話をしていると、妹も似たような経験をしていました。
子どもに厳しい父でしたが、本当は心優しい人だったことがわかる出来事がいくつかあります。
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