実家の母に電話をすると昨夜から強い風が吹いていると話していました。
本格的な冬到来を告げる激しい風が吹き荒れることを北陸では「ぶりおこし」と言うそうです。
漢字で書くと「鰤起し」です。
漁師さんたちにとっては冬の鰤漁が始まる合図だそうです。
実家の方では、昔は「ぶりの半身返し」という風習がありました。
娘をお嫁に出したその年の暮れに、婚家先に大きな寒ぶりを贈ると言う風習です。 もらった方は半身をお嫁さんの実家に返し、残った半身を親戚で分けるというのが「ぶりの半身返し」です。
そんな昔ながらの風習はとっくにすたれたと思っていましたが、数年前、弟が大きなぶりを持って娘の婚家先に行ったという話を聞いてびっくりしました。
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