現在、日経新聞朝刊で連載されている小説「禁断のスカルペル」は、5月31日で終了します。
新しく連載されるのは宮部みゆきさんの「迷いの旅籠」だそうです。
「迷いの旅籠」の舞台は江戸時代、神田にある袋物屋の三島屋。主人公のおちかは一度に一人の語り手を客間に招き入れ、不思議な話や恐ろしい話を聞き出します。奇妙な現象を招く人間心理にも迫っており、現代性を持った怪異譚(たん)です。
1日の始まりに不思議な話や恐ろしい話を読むのはちょっと心配ではありますが、とりあえず読んでみます。
新聞の連載小説を読むのはわりと好きなのですが、これまで時代物ではまったのは、日経新聞夕刊の「奸婦にあらず」でした。
諸田玲子さんの作品で、井伊直弼と直弼の密偵・村山たかの一生を描いた作品でした。
その美貌と才気で幕末の世を駆け抜けたたかですが、もとは彦根の多賀大社で女忍びの者として育てられました。
幕末の社会情勢を知ることができただけではなく、二人の恋愛模様も描かれていたのでとても読みやすい小説でした。
「迷いの旅籠」は、タイトルだけではどんな内容なのか想像することもできません。
願わくば毎朝のお楽しみタイムになるような作品だと嬉しいです。
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